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2017年10月期 有価証券報告書 IRライブラリ | 株主・投資家情報 | 株式会社ハイレックスコーポレーション

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全文

(1)

 

有価証券報告書

 

事業年度

平成28年11月1日

(第74期)

平成29年10月31日

 

E02204

株式会社ハイレックスコーポレーション

(2)

    頁

表紙   

第一部 企業情報 ……… 1

第1 企業の概況 ……… 1

1.主要な経営指標等の推移 ……… 1

2.沿革 ……… 3

3.事業の内容 ……… 5

4.関係会社の状況 ……… 7

5.従業員の状況 ……… 10

第2 事業の状況 ……… 11

1.業績等の概要 ……… 11

2.生産、受注及び販売の状況 ……… 13

3.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ……… 15

4.事業等のリスク ……… 17

5.経営上の重要な契約等 ……… 18

6.研究開発活動 ……… 18

7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 19

第3 設備の状況 ……… 22

1.設備投資等の概要 ……… 22

2.主要な設備の状況 ……… 22

3.設備の新設、除却等の計画 ……… 25

第4 提出会社の状況 ……… 26

1.株式等の状況 ……… 26

(1)株式の総数等 ……… 26

(2)新株予約権等の状況 ……… 26

(3)行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等 ……… 31

(4)ライツプランの内容 ……… 31

(5)発行済株式総数、資本金等の推移 ……… 31

(6)所有者別状況 ……… 31

(7)大株主の状況 ……… 32

(8)議決権の状況 ……… 33

(9)ストックオプション制度の内容 ……… 34

(10)従業員株式所有制度の内容 ……… 37

2.自己株式の取得等の状況 ……… 40

3.配当政策 ……… 41

4.株価の推移 ……… 41

5.役員の状況 ……… 42

6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 45

第5 経理の状況 ……… 50

1.連結財務諸表等 ……… 51

(1)連結財務諸表 ……… 51

(2)その他 ……… 99

2.財務諸表等 ……… 100

(1)財務諸表 ……… 100

(2)主な資産及び負債の内容 ……… 113

(3)その他 ……… 113

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 114

第7 提出会社の参考情報 ……… 115

1.提出会社の親会社等の情報 ……… 115

2.その他の参考情報 ……… 115

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 116

     

[監査報告書]  

(3)

【表紙】

 

【提出書類】 有価証券報告書

【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項

【提出先】 関東財務局長

【提出日】 平成30年1月29日

【事業年度】 第74期(自 平成28年11月1日 至 平成29年10月31日)

【会社名】 株式会社ハイレックスコーポレーション

【英訳名】 HI-LEX CORPORATION

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 寺浦 實

【本店の所在の場所】 兵庫県宝塚市栄町一丁目12番28号

【電話番号】 (0797)85-2500(代表)

【事務連絡者氏名】 経理グループ担当執行役員 芦田 安功

【最寄りの連絡場所】 兵庫県宝塚市栄町一丁目12番28号

【電話番号】 (0797)85-2500(代表)

【事務連絡者氏名】 経理グループ担当執行役員 芦田 安功

【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所

(東京都中央区日本橋兜町2番1号)

(4)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1) 連結経営指標等

回次 第70期 第71期 第72期 第73期 第74期

決算年月 平成25年10月 平成26年10月 平成27年10月 平成28年10月 平成29年10月

売上高 (百万円) 164,956 201,447 239,131 235,710 257,284

経常利益 (百万円) 17,089 20,379 20,626 16,727 16,744

親会社株主に帰属す る当期純利益

(百万円) 10,623 13,051 13,432 10,922 8,715

包括利益 (百万円) 26,620 22,481 23,172 △5,584 27,691

純資産額 (百万円) 113,924 134,567 155,596 147,375 174,762

総資産額 (百万円) 157,020 194,023 216,992 203,751 250,785

1株当たり純資産額 (円) 2,823.08 3,297.02 3,813.48 3,608.74 4,227.17

1株当たり当期純利 益金額

(円) 279.64 343.53 353.55 287.45 229.32

潜在株式調整後 1株当たり 当期純利益金額

(円) 279.18 342.92 352.83 286.85 228.84

自己資本比率 (%) 68.3 64.6 66.8 67.3 64.1

自己資本利益率 (%) 11.1 11.2 9.9 7.7 5.9

株価収益率 (倍) 7.57 8.31 10.52 9.98 12.53

営業活動による キャッシュ・フロー

(百万円) 10,660 13,482 20,539 15,349 17,012

投資活動による キャッシュ・フロー

(百万円) △9,715 △9,037 △12,333 △16,523 △7,263

財務活動による キャッシュ・フロー

(百万円) △1,182 327 △2,827 △1,127 △3,172

現金及び現金同等物 の期末残高

(百万円) 32,209 38,980 44,794 37,318 47,462

従業員数 (人) 10,054 10,737 11,427 12,230 12,969

(注)1.売上高には消費税等は含まれておりません。

2.第73期より「1株当たり純資産額」の算定上、「役員向け株式交付信託」が保有する当社株式を期末発行済 株式総数から控除する自己株式に含めております。

また、「1株当たり当期純利益金額」及び「潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額」の算定上、期中

平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。

(5)

-(2) 提出会社の経営指標等

回次 第70期 第71期 第72期 第73期 第74期

決算年月 平成25年10月 平成26年10月 平成27年10月 平成28年10月 平成29年10月

売上高 (百万円) 57,200 57,912 53,203 52,648 59,021

経常利益 (百万円) 9,378 7,020 5,919 4,046 6,588

当期純利益 (百万円) 6,393 4,180 4,302 2,725 4,201

資本金 (百万円) 5,657 5,657 5,657 5,657 5,657

発行済株式総数 (株) 38,216,759 38,216,759 38,216,759 38,216,759 38,216,759

純資産額 (百万円) 72,428 76,190 84,846 82,698 92,064

総資産額 (百万円) 90,059 94,022 103,064 97,811 112,219

1株当たり純資産額 (円) 1,903.91 2,002.27 2,229.27 2,172.16 2,418.61

1株当たり配当額

(円)

40.00 47.00 56.50 53.00 53.00

(内1株当たり中間配

当額)

(20.00) (22.00) (25.00) (26.50) (26.50)

1株当たり当期純利

益金額

(円) 168.21 109.99 113.21 71.69 110.53

潜在株式調整後

1株当たり

当期純利益金額

(円) 167.94 109.79 112.97 71.54 110.30

自己資本比率 (%) 80.4 80.9 82.2 84.4 81.9

自己資本利益率 (%) 9.6 5.6 5.4 3.3 4.8

株価収益率 (倍) 12.58 25.96 32.86 40.03 26.00

配当性向 (%) 23.8 42.7 49.9 73.9 48.0

従業員数 (人) 975 980 976 971 1,003

(注)1.売上高には消費税等は含まれておりません。

2.第72期の1株当たり配当額には、創立70周年記念配当5円を含んでおります。

3.第73期より「1株当たり純資産額」の算定上、「役員向け株式交付信託」が保有する当社株式を期末発行済 株式総数から控除する自己株式に含めております。

また、「1株当たり当期純利益金額」及び「潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額」の算定上、期中 平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。

(6)

2【沿革】

(1)当社は設立60周年を記念し、平成18年5月1日付けで商号を日本ケーブル・システム株式会社から株式会社ハイ

レックスコーポレーションへ変更いたしました。

(2)当社は、株式額面変更のため、昭和49年5月1日を合併期日として、旧日本ケーブル・システム株式会社を吸収

合併し、同社の資産・負債、権利・義務の一切を引継ぎ、商号(旧商号 宝塚ケーブル株式会社)を同日付け

で、被合併会社の商号に変更いたしました。合併期日前の当社は、休業状態にあり、合併後において、被合併会

社の営業活動を全面的に承継いたしました。従って、実質上の存続会社は、被合併会社でありますから、会社の

沿革については、昭和49年5月1日までは、実質上の存続会社について記載いたします。

(3)実質上の存続会社である、旧日本ケーブル・システム株式会社は、昭和24年1月から、宝塚索導管株式会社とし

てコントロールケーブルの生産販売を行っており、昭和37年4月に東洋機械金属株式会社と合併、翌昭和38年11

月に同社から営業権を譲受し、分離独立したものであります。

年月 事項

昭和38年11月 東洋機械金属株式会社の宝塚索導管製作所(現在の当社本社工場)及び三田工場並びに附帯設備と、

東京、名古屋及び広島営業所を譲受し、コントロールケーブルの製造販売を目的として、資本金1億

円をもって、兵庫県宝塚市に宝塚索導管株式会社を設立し、営業を開始いたしました。

昭和45年6月 兵庫県氷上郡(現 丹波市)に柏原工場新設。

新製品HI-LEX(プッシュ・プルケーブル)の製造、販売開始。

昭和46年7月 商号を日本ケーブル・システム株式会社に変更。

昭和47年11月 大韓民国慶尚南道馬山市(現 昌原市)に韓国TSK株式会社を設立。

昭和49年5月 株式額面変更のため、宝塚ケーブル株式会社に吸収合併、商号を日本ケーブル・システム株式会社に

変更。

柏原工場の土地取得のため、寺浦不動産株式会社を吸収合併。

昭和50年4月 米国ミシガン州バトルクリーク市にHI-LEX CORPORATION(現 HI-LEX AMERICA INC.)を設立。

昭和52年6月 資本金6億円に増資、大阪証券取引所(現 東京証券取引所)市場第二部に上場。

昭和53年11月 インドネシアジャカルタ市に合弁会社P.T.LIPPO TSK(INDONESIA)LTD.(現 PT. HI-LEX INDONESIA)

を設立。

昭和56年4月 静岡県引佐郡(現 浜松市)に三ケ日工場新設。

11月 タイバンコク市のTHAI STEEL CABLE(TSK)CO.,LTD.(現 THAI STEEL CABLE PUBLIC COMPANY

LIMITED)に資本参加並びに技術援助契約。

昭和57年3月 新製品ミッションチェンジケーブルの製造、販売開始。

昭和58年9月 新製品ウインドレギュレータの製造、販売開始。

昭和60年7月 栃木県宇都宮市に宇都宮技術センター新設。

11月 兵庫県出石郡(現 豊岡市)に出石ケーブル株式会社設立。

昭和63年2月 大韓民国仁川広域市の大同ケーブル産業株式会社(現 株式会社大同システム)に資本参加。

12月 インドネシアジャカルタ市に合弁会社P.T.HILEX PARTS COMPANY LTD.(現 PT. HI-LEX PARTS

INDONESIA)を設立。

平成元年2月 埼玉県本庄市の株式会社林スプリング製作所の株式を取得し、株式会社日本ケーブル・システム埼玉

(現 株式会社ハイレックス埼玉)に社名変更。

5月 米国ミシガン州リッチフィールド市にHI-LEX CORPORATION(現 HI-LEX AMERICA INC.)の出資子会

社として、HI-LEX CONTROLS INC.を設立。

兵庫県三田市に三田西工場新設。

6月 島根県浜田市に株式会社日本ケーブル・システム島根(現 株式会社ハイレックス島根)設立。

平成2年7月 HI-LEX CONTROLS INC.の株式を取得。

平成3年11月 千葉県茂原市の関東TSK株式会社の株式を取得(現 株式会社ハイレックス関東)。

平成4年11月 米国ミシガン州バトルクリーク市にTSK of AMERICA INC.を設立。

12月 TSK of AMERICA INC.にHI-LEX CORPORATION(現 HI-LEX AMERICA INC.)及び

HI-LEX CONTROLS INC.の全株式を譲渡。

平成5年11月 メキシコケレタロ州ケレタロ市にHI-LEX MEXICANA,S.A.DE C.V.を設立。

平成7年5月 中華人民共和国四川省重慶市に合弁会社重慶利時徳拉索有限公司(現 重慶海徳世拉索系統集団有限

公司)を設立。

平成8年5月 医療用製品の製造、販売開始。

平成10年10月 QS9000認証取得。

11月 インドハルヤナ州に合弁会社MACHINO TSK NIPPON CABLE PRIVATE LTD.(現 HI-LEX INDIA PRIVATE

LTD.)を設立。  

(7)

年月 事項

平成11年3月 ベトナムハイフォン市に合弁会社HI-LEX VIETNAM CO.,LTD.を設立。

平成12年4月 パワースライドドア等のシステム製品の製造、販売開始。

5月 英国ウェールズ州ポートタルボット市にHI-LEX CABLE SYSTEM CO.,LTD.を設立。

10月 合弁会社P.T.LIPPO TSK(INDONESIA)LTD.(現 PT. HI-LEX INDONESIA)及びP.T.HILEX PARTS

COMPANY LTD.(現 PT. HI-LEX PARTS INDONESIA)の株式を追加取得。

平成13年1月 合弁会社重慶利時徳拉索有限公司(現 重慶海徳世拉索系統集団有限公司)の出資の追加取得。

6月 ISO14001認証取得。

平成14年2月 合弁会社MACHINO TSK NIPPON CABLE PRIVATE LTD.(現 HI-LEX INDIA PRIVATE LTD.)の株式を追加

取得。

メキシコケレタロ州ケレタロ市に合弁会社ALPHA HI-LEX,S.A.DE C.V.を設立。(平成25年9月株式売

却により合弁解消)。

8月 中華人民共和国広東省広州市に広州利時徳控制拉索有限公司を設立。

9月 中華人民共和国重慶市に重慶利時徳汽車部件有限公司(現 重慶海徳世控制拉索系統有限公司)を設

立。

平成15年1月 中華人民共和国山東省煙台市に煙台利時徳拉索系統有限公司を設立。

7月 大韓民国仁川広域市に合弁会社大同ハイレックス株式会社を設立。

平成17年6月 THAI STEEL CABLE PUBLIC COMPANY LIMITEDがタイ証券取引所に上場。

平成18年5月 商号を株式会社ハイレックスコーポレーションへ変更。

7月 ハンガリーブダペスト市にHI-LEX HUNGARY CABLE SYSTEM MANUFACTURING LLCを設立。

中華人民共和国江蘇省塩城市に江蘇大同海瑞克斯車門系統有限公司(現 江蘇大同海徳世車門系統有

限公司)を設立。

平成19年12月 中華人民共和国広東省増城市に広州海勒徳世拉索系統有限公司(現 広東海徳世拉索系統有限公司)

を設立。

中華人民共和国吉林省長春市に長春利時徳汽車拉索有限公司(現 長春海徳世汽車拉索有限公司)を

設立。

平成20年7月 米国アラバマ州チャンバース郡カセッタ市にDAEDONG HI-LEX OF AMERICA,INC.を設立。

平成22年3月 メキシコケレタロ州ケレタロ市にHI-LEX CONTROLS DE MÉXICO S. DE R.L. DE C.V.を設立。

平成24年7月 TSK of AMERICA INC.にHI-LEX MEXICANA,S.A.DE C.V.の全株式を譲渡。

11月 長野県諏訪市の株式会社サンメディカル技術研究所の第三者割当増資を引き受け、連結子会社化し、

補助人工心臓 EVAHEARTの製造、販売開始。

12月 ロシア連邦サマラ州トリヤッティ市にHI-LEX RUS LLCを設立。

平成25年3月 ドイツ連邦共和国バイエルン州シュヴァインフルト市にHI-LEX EUROPE GMBHを設立。

6月 タイバンコク市に子会社HI-LEX DISTRIBUTION CENTER IN THAILAND LTD.を設立。

7月 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。

平成26年3月 大韓民国京畿道平澤市の株式会社リーハンドア(現 大同ドア株式会社)の株式を取得し、連結子会

社化。

5月 インドネシア西ジャワ州チルボン市にPT. HI-LEX CIREBONを設立。

7月 中華人民共和国杭州市に杭州海徳世拉索系統有限公司を設立。

  中華人民共和国重慶市に合弁会社重慶永仁心医療器械有限公司を設立。

平成28年5月 スペインバルセロナ市のCSA WINDOWS REGULATOR BARCELONA S.L.(現 HI-LEX AUTO PARTS SPAIN,

S.L.)の第三者割当増資を引き受け、子会社化。

9月 ブラジル ミナスジェライス州のLDB LAMES DO BRASIL LTDA.(現 HI-LEX AUTOMOTIVE DO BRASIL

LTDA.)の株式を取得し、連結子会社化。

10月 イタリア リグーリア州キアヴァリのLames S.P.A.(現 HI-LEX ITALY S.P.A.)の株式を取得し、子

会社化。

平成29年2月 但馬ティエスケイ株式会社の株式を追加取得し、連結子会社化。

3月 チェコ モスト市にHI-LEX CZECH S.R.O.を設立。

  宮城県栗原市に株式会社ハイレックス宮城を設立。 4月 ブラジル サンパウロ州にHI-LEX DO BRASIL LTDA.を設立。

 

(参考)

(8)

3【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、46社の子会社及び5社の関連会社により構成されており、そ

の主な事業は、二・四輪用、産業機器用、住宅機器用、船舶用等の遠隔操作のコントロールケーブル及び付属品の製

造並びに販売であり、コントロールケーブル生産のための専用機の開発、製造並びに販売も行っております。なお、

設計及び研究開発は、当社が中心となって行っており、子会社及び関連会社の統括機能を有しております。

 

当社グループにおける主な子会社及び関連会社のセグメント情報との関連は、次のとおりであります。

<主な子会社及び関連会社>

(日本)

当社は、製品の製造並びに販売を行っております。また、国内のグループ会社への部品の供給と海外のグループ会

社への部品の輸出を行っております。

出石ケーブル株式会社、株式会社ハイレックス関東、株式会社ハイレックス島根及び株式会社ハイレックス埼玉は

製品の製造を行っております。

但馬ティエスケイ株式会社は、当社及び海外グループ会社向けの部品の製造を行っております。

株式会社サンメディカル技術研究所は、補助人工心臓の製造並びに販売を行っております。

(北米)

HI-LEX AMERICA INC.、HI-LEX CONTROLS INC.、HI-LEX MEXICANA,S.A.DE C.V.及びDAEDONG HI-LEX OF AMERICA

INC.は、製品の製造並びに販売を行っております。

(中国)

重慶海徳世拉索系統集団有限公司、重慶海徳世控制拉索系統有限公司、広東海徳世拉索系統有限公司、江蘇大同海

徳世車門系統有限公司、長春海徳世汽車拉索有限公司、江蘇大同多沃汽車配件有限公司及び杭州海徳世拉索系統有

限公司は、製品の製造並びに販売を行っております。

広州利時徳控制拉索有限公司及び煙台利時徳拉索系統有限公司は、グループ会社向けの製品及び部品の製造を行っ

ております。

(アジア)

HI-LEX INDIA PRIVATE LTD.、HI-LEX VIETNAM CO.,LTD.、PT. HI-LEX INDONESIA、大同ハイレックス株式会社、大

同ドア株式会社、THAI STEEL CABLE PUBLIC COMPANY LIMITED及び株式会社大同システムは、製品の製造並びに販

売を行っております。

韓国TSK株式会社、PT. HI-LEX PARTS INDONESIA及びPT. HI-LEX CIREBONは、グループ会社向けの製品及び部品の

製造を行っております。

(欧州)

HI-LEX CABLE SYSTEM CO.,LTD.、HI-LEX HUNGARY CABLE SYSTEM MANUFACTURING LLC、HI-LEX RUS LLC、HI-LEX

AUTOPARTS SPAIN,S.L.及びHI-LEX ITALY S.P.A.は、製品の製造並びに販売を行っております。

HI-LEX EUROPE GMBHは、欧米メーカーのグローバル車種向けの設計、営業、購買及び実験を行っております。

(南米)

HI-LEX AUTOMOTIVE DO BRASIL LTDA.及びHI-LEX DO BRASIL LTDA.は、製品の製造並びに販売を行っております。

 

(9)

-[系統図]

(10)

4【関係会社の状況】

(1)親会社

該当事項はありません。

 

(2)連結子会社

名称 住所 資本金

主要な 事業の内容

議決権の 所有割合 (%)

関係内容

韓国TSK株式会社 (注)3

大韓民国慶尚南道昌 原市

6,077百万 ウォン

コントロールケー ブル

100.0

当社が販売する一部製品の仕入先 役員の兼任等…有

出石ケーブル株式会社 兵庫県豊岡市 200百万円

コントロールケー ブル

100.0

当社が販売する一部製品の仕入先 役員の兼任等…有

株式会社ハイレックス埼玉 (注)3

埼玉県本庄市 291百万円

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0

当社が販売する一部製品の仕入先 役員の兼任等…有

株式会社ハイレックス島根 (注)3

島根県浜田市 450百万円

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0

当社が販売する一部製品の仕入先 役員の兼任等…有

株式会社ハイレックス関東 千葉県茂原市 96百万円

コントロールケー ブル

58.9

当社が販売する一部製品の仕入先 役員の兼任等…有

TSK of AMERICA INC. (注)3

米国ミシガン州バト ルクリーク市

19百万米ドル 持株会社 100.0

米国子会社2社及びメキシコ子会 社1社の持株会社

役員の兼任等…有

HI-LEX AMERICA INC. (注)1,3

米国ミシガン州バト ルクリーク市

7百万米ドル

コントロールケー ブル

100.0 (100.0)

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

HI-LEX CONTROLS INC. (注)1,3,5

米国ミシガン州リッ チフィールド市

3百万米ドル

ウインドレギュレ ータ他

100.0 (100.0)

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

HI-LEX

MEXICANA,S.A.DE C.V. (注)1,3

メキシコケレタロ州 ケレタロ市

36百万米ドル

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0 (100.0)

当社製品の現地生産及び販売 当社が資金援助をしており、債務 保証をしております

役員の兼任等…有

HI-LEX INDIA PRIVATE LTD. (注)3

インドハルヤナ州グ ルガオン

2,698百万 インドルピー

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

HI-LEX VIETNAM CO.,LTD. (注)3

ベトナムハイフォン 市

211,091百万 ベトナムドン

コントロールケー ブル

93.7

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

但馬ティエスケイ株式会社

 

兵庫県豊岡市 56百万円

 

コントロールケー ブル

52.2

 

当社が販売する製品の一部部品の 仕入先

役員の兼任等…有

PT. HI-LEX INDONESIA (注)3

インドネシアジャカ ルタ市

24,439百万 インドネシア ルピア

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

PT. HI-LEX PARTS INDONESIA (注)1

インドネシアジャカ ルタ市

5,118百万 インドネシア ルピア

コントロールケー ブル

100.0 (39.3)

当社が販売する製品の一部部品の 仕入先

役員の兼任等…有

HI-LEX CABLE SYSTEM CO.,LTD. (注)3

英国ウェールズ州ポ ートタルボット市

4百万ポンド

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0

当社製品の現地生産及び販売 当社が債務保証をしております 役員の兼任等…有

重慶海徳世拉索系統集団有 限公司

(注)3

中華人民共和国重慶 市

204百万元

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

63.0

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

広州利時徳控制拉索有限公 司

(注)1

中華人民共和国広東 省広州市

28百万元

コントロールケー ブル

100.0 (100.0)

当社が販売する製品の一部部品の 仕入先

役員の兼任等…有

 

(11)

名称 住所 資本金

主要な 事業の内容

議決権の 所有割合 (%)

関係内容

重慶海徳世控制拉索系統有 限公司

(注)1

中華人民共和国重慶 市

17百万元

コントロールケー ブル

100.0 (100.0)

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…無

煙台利時徳拉索系統有限公 司

(注)3

中華人民共和国山東 省煙台市

66百万元

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0

当社が販売する一部製品の仕入先 役員の兼任等…有

大同ハイレックス株式会社 (注)3

大韓民国仁川広域市

28,010百万 ウォン

ウインドレギュレ ータ他

61.1

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

HI-LEX HUNGARY CABLE SYSTEM MANUFACTURING LLC (注)3

ハンガリーレーチャ ーグ市

773百万 フォリント

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0

当社製品の現地生産及び販売 当社が債務保証をしております 役員の兼任等…有

江蘇大同海徳世車門系統有 限公司

(注)1,3

中華人民共和国江蘇 省塩城市

65百万元

ウインドレギュレ ータ他

100.0 (100.0)

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…無

広東海徳世拉索系統有限公 司

(注)1,3

中華人民共和国広東 省広州市増城市

105百万元

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0 (70.0)

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

長春海徳世汽車拉索有限公 司

(注)1,3

中華人民共和国吉林 省長春市

45百万元

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0 (100.0)

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

DAEDONG HI-LEX  OF AMERICA INC. (注)1,3

米国アラバマ州チャ ンバース郡カセッタ 市

8百万米ドル ドアモジュール

100.0 (100.0)

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

株式会社サンメディカル技 術研究所

(注)3

長野県諏訪市 90百万円 医療用機器 66.7

当社製品の生産及び販売 役員の兼任等…有

HI-LEX RUS LLC (注)3

ロシア連邦サマラ州 トリヤッティ市

385百万 ルーブル

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

90.0

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…無

HI-LEX EUROPE GMBH (注)3

ドイツ連邦共和国バ イエルン州シュヴァ インフルト市

25千ユーロ

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0

欧州における当社製品の設計開 発・営業

当社が債務保証をしております 役員の兼任等…有

大同ドア株式会社 (注)1,3

大韓民国仁川広域市

47,829百万 ウォン

ドア・ラッチ

94.2 (70.7)

当社製品の現地生産及び販売 当社が資金援助をしております 役員の兼任等…無

江蘇大同多沃汽車配件有限 公司

(注)1

中華人民共和国江蘇 省張家港市

19百万元 ドア・ラッチ

100.0 (100.0)

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…無

PT. HI-LEX CIREBON (注)1

インドネシア西ジャ ワ州チルボン市

34,833百万 インドネシア ルピア

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0 (50.0)

当社が販売する一部製品及び部品 の仕入先

役員の兼任等…有

杭州海徳世拉索系統有限公 司

(注)1,3

中華人民共和国杭州 市

120百万元

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

90.0 (90.0)

当社製品の生産及び販売 役員の兼任等…有

HI-LEX AUTOPARTS SPAIN,S.L.

スペインカタル-ニ ャ州バルセロナ

2,250千ユーロ

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

66.7

当社製品の現地生産及び販売 当社が債務保証をしております 役員の兼任等…有

HI-LEX ITALY S.P.A. (注)1,3

イタリア リグーリア州 キアヴァリ

10,670千ユーロ

ウインドレギュレ ータ及びドアモジ ュール他

100.0 (27.9)

(12)

名称 住所 資本金

主要な 事業の内容

議決権の 所有割合 (%)

関係内容

株式会社ハイレックス宮城 宮城県栗原市 200百万円

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…有

 

HI-LEX AUTOMOTIVE DO BRASIL LTDA.

(注)1

ブラジル

ミナスジェライス州

13,046千レアル

ウインドレギュレ ータ及びドアモジ ュール他

100.0 (100.0)

当社製品の現地生産及び販売 役員の兼任等…無

 

HI-LEX DO BRASIL LTDA. (注)1

ブラジル サンパウロ州

4,674千レアル

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

100.0 (100.0)

当社製品の現地生産及び販売 当社が債務保証をしております 役員の兼任等…無

 

その他 2社      

 

(3)持分法適用関連会社

名称 住所 資本金

主要な 事業の内容

議決権の 所有割合 (%)

関係内容

THAI STEEL CABLE PUBLIC COMPANY LIMITED

タイバンコク市

259百万 バーツ

コントロールケー ブル及びウインド レギュレータ他

26.9

当社製品の現地生産及び販売と当 社が販売する一部製品の仕入先 役員の兼任等…有

株式会社大同システム 大韓民国仁川広域市

2,700百万 ウォン

コントロールケー ブル

32.9

当社製品の現地生産及び販売と当 社が販売する一部製品の仕入先 役員の兼任等…有

その他 1社      

(注)1.議決権所有割合の欄の( )内は、間接所有で内数。

2.主要な事業の内容欄には、事業部門の名称を記載しております。

3.特定子会社に該当しております。

4.上記のうち、有価証券届出書または有価証券報告書の提出会社に該当するものはありません。

5.HI-LEX CONTROLS INC.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割

合が100分の10を超えております。

  主要な損益情報等

 

売上高 (百万円)

経常損益 (百万円)

当期純損益 (百万円)

純資産額 (百万円)

総資産額 (百万円)

HI-LEX CONTROLS INC. 52,462 2,248 1,527 17,014 23,649

 

(13)

-5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

平成29年10月31日現在  

セグメントの名称 従業員数(人)

日本 1,580

北米 2,754

中国 3,786

アジア 3,742

欧州 971

南米 38

報告セグメント計 12,871

全社(共通) 98

合計 12,969

(注)1.従業員数は、就業人員数であります。

2.全社(共通)と記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(2)提出会社の状況

平成29年10月31日現在  

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)

1,003 40.1 15.5 5,268

   

平成29年10月31日現在  

セグメントの名称 従業員数(人)

日本 905

全社(共通) 98

合計 1,003

(注)1.従業員数は、就業人員数であります。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)と記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(3)労働組合の状況

当社の労働組合は、ハイレックス労働組合と称し、国内連結子会社(一部を除く)はJAM(産業別労働組合ジ

ェイ・エイ・エム)に加盟しております。

なお、労使間に特記すべき事項はありません。

(14)

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

当連結会計年度における世界経済は実体経済が好調な米国を中心に緩やかな成長が継続する一方、中国をはじめと

する新興国経済の減速懸念や英国のEU離脱、保護主義政策の拡大懸念等、今後の実体経済の先行きに対する不透明感

が続いており全体的に勢いを欠く状況となっております。日本経済においては、個人消費が底堅く推移し、企業収益

の改善により設備投資が持ち直すなど緩やかな景気回復基調で推移しました。

自動車業界におきましては、国内の自動車生産台数は前年同期比6.5%増の971万台となりました。海外におきまし

ては、米国では前年同期比6.6%減の1,143万台となり、中国では前年同期比8.5%増の2,900万台となりました。

当連結会計年度の業績は、主に日本及びアジアでの販売が堅調に推移したことと、欧州の新規連結子会社の売上計

上により、売上高は2,572億8千4百万円(前年同期比215億7千4百万円増、9.2%増)となりました。営業利益

は、コストダウンの徹底による収益確保に努めましたが、原材料コストの上昇、生産能力増強に伴う設備償却費の増

加、のれん償却費用の発生等の影響もあり、145億8百万円(前年同期比23億7千4百万円減、14.1%減)となりま

した。経常利益は、受取配当金5億4千5百万円、受取利息5億円及び為替差益4億9千1百万円等により、167億

4千4百万円(前年同期比1千7百万円増、0.1%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、貸倒引当金繰

入額19億1千5百万円等により87億1千5百万円(前年同期比22億6百万円減、20.2%減)となりました。

設備投資につきましては、米国及びハンガリー子会社での工場拡張及び生産設備増強、韓国子会社の新工場への移

転、日本とチェコでの新設子会社の工場建設を中心に、総額123億2千4百万円を実施いたしました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

当連結会計年度よりブラジル子会社2社を連結の範囲に含めたことから、同地域を「南米」として区分しておりま

す。

① 日本

日本におきましては、主に顧客への販売が堅調に推移したことにより、売上高は604億5千8百万円(前年同期比

71億5千6百万円増、13.4%増)となりました。営業利益は、販売の増加に伴う操業度効果の影響等により、66億6

千1百万円(同8億9千2百万円増、15.5%増)となりました。

② 北米

北米におきましては、顧客への販売が伸び悩んだことから、売上高は892億4千5百万円(同41億7千万円減、

4.5%減)となり、営業利益は、原価低減と生産性改善に取り組んだものの、45億1千8百万円(同23億7千7百万

円減、34.5%減)となりました。

③ 中国

中国におきましては、ローカル自動車メーカー向け販売が堅調に推移したものの、中国での韓国製品不買運動の影

響もあり、売上高は483億9千3百万円(同12億8千6百万円減、2.6%減)となりました。営業利益は、現調化等の

コストダウンの推進に取り組んだものの、生産量の低下に伴う利益減少、開発費用の増加及び為替変動(元安)によ

る材料費上昇等の影響で、35億7千9百万円(同3億6千8百万円減、9.3%減)となりました。

④ アジア

アジアにおきましては、主に韓国、インド及びインドネシアの顧客への販売が堅調に推移し、売上高は604億円

(同60億9千4百万円増、11.2%増)となりました。営業利益は、韓国及びインドネシア子会社の業績が好調に推移

し、30億3千2百万円(同4億1千3百万円増、15.8%増)となりました。

⑤ 欧州

欧州におきましては、イタリア・スペイン子会社の新規連結と、ハンガリー子会社において販売が堅調に推移した

こと等により、売上高は214億9百万円(同143億7千2百万円増、204.2%増)となりました。利益面では、ハンガ

リー子会社の業績が伸張したものの、スペインにおける生産減少及びチェコ新工場の立ち上げ費用の増加の影響等も

あり、5億6千9百万円の営業損失(前年同期は2億9百万円の営業損失)となりました。

⑥ 南米

南米におきましては、ブラジル子会社の新規連結により、売上高は、1億5千4百万円となりました。利益面で

は、原価低減と生産性改善に取り組んだものの、ブラジル自動車市場の低迷による生産の伸び悩みによる影響もあ

り、8千5百万円の営業損失となりました。

 

(15)

-(2)キャッシュ・フロー

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシ

ュ・フローの収入が170億1千2百万円、投資活動によるキャッシュ・フローの支出が72億6千3百万円、財務活動

によるキャッシュ・フローの支出が31億7千2百万円となり、これらに現金及び現金同等物に係る換算差額21億1百

万円及び連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額14億6千5百万円を調整した結果、当連結会計年度に

おける現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度に比べ101億4千3百万円増加し、474億6千2百万円(前年同

期比27.2%増)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は、前年同期に比べ16億6千2百万円(同10.8%)増加し、

170億1千2百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期利益146億1千5百万円に加え、減価償却費67億7

百万円による増加、法人税等の支払額41億2千1百万円による減少等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動の結果支出した資金は、前年同期に比べ92億6千万円(同56.0%)減少し、72億

6千3百万円となりました。これは主に、投資有価証券の償還による収入33億円に加え、連結の範囲の変更を伴う子

会社株式の取得による収入5億8百万円による増加、有形固定資産の取得による支出116億4千4百万円による減少

等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動の結果支出した資金は、前年同期に比べ20億4千5百万円(同181.5%)増加

し、31億7千2百万円となりました。これは主に、短期借入金の純減少額11億8千8百万円に加え、配当金の支払額

20億1千4百万円の支出等によるものであります。

(16)

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度 (自 平成28年11月1日

至 平成29年10月31日)

前年同期比(%)

日本 (百万円) 52,320 114.4

北米 (百万円) 76,701 95.6

中国 (百万円) 42,512 97.6

アジア(百万円) 55,061 107.3

欧州 (百万円) 19,902 346.9

南米 (百万円) 183

-合計(百万円) 246,682 108.9

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。

2.新たにブラジル子会社2社を連結の範囲に含めたことから、当連結会計年度より報告セグメント「南米」を追

加しております。

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。  

(2)受注状況

当社グループ(当社及び連結子会社)は主として自動車部品業界で活動し、取引先である自動車業界、大手の自

動車メーカーの生産ラインに同調して、製品の製造・販売を行っております。大手自動車メーカーより約3ヶ月前

後の予約的発注指示を受け、その発注量の確定指示は、平均すると1ヶ月であります。また、グループでの生産効

率を高めるため、長期受注予測に基づき一部見込み生産を行っております。

当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称 受注高(百万円) 前年同期比(%) 受注残高(百万円) 前年同期比(%)

日本 54,112 115.2 3,502 110.5

北米 88,593 95.7 4,437 98.3

中国 41,476 95.5 5,239 98.0

アジア 52,229 113.6 2,093 119.6

欧州 21,650 309.8 888 199.6

南米 171 - 17 -

合計 258,234 109.5 16,179 106.2

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。

2.新たにブラジル子会社2社を連結の範囲に含めたことから、当連結会計年度より報告セグメント「南米」を追

加しております。

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。  

(3)販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度 (自 平成28年11月1日

至 平成29年10月31日)

前年同期比(%)

日本 (百万円) 53,778 114.7

北米 (百万円) 88,671 95.4

中国 (百万円) 41,585 96.5

アジア(百万円) 51,887 113.2

欧州 (百万円) 21,207 304.8

南米 (百万円) 154 -

合計(百万円) 257,284 109.2

(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。

2.新たにブラジル子会社2社を連結の範囲に含めたことから、当連結会計年度より報告セグメント「南米」を追

加しております。

3.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

(17)

相手先

前連結会計年度 (自 平成27年11月1日

至 平成28年10月31日)

当連結会計年度 (自 平成28年11月1日

至 平成29年10月31日) 金額(百万円) 割合(%) 金額(百万円) 割合(%)

本田技研工業株式会社 36,184 15.4 34,232 13.3

起亜自動車株式会社 30,172 12.8 28,533 11.1

FIAT CHRYSLER AUTOMOBILES US LLC 25,588 10.9 -

-Ford Motor Company 24,025 10.2 -

-4.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。

5.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の

(18)

3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

当社グループは、創業の理想「この仕事を通じて社会に貢献する。」、「この仕事を通じて立派な人を創る。」

を経営の基本理念・企業文化とし、守り育ててまいりました。創業の理想を実現するための両輪として、経営信条

「良品・安価・即納」を定めて社会貢献への道を示し、社訓「信義誠実」「和衷協力」「不撓不屈」「業務奉仕」

を定めて人間形成の道を示しております。

 この創業の理想の実践・実現に向けて努力し続けることが、企業価値の向上につながるものと考えております。

(2)経営環境、経営戦略等、事業上及び財務上の対処すべき課題

当社グループを取り巻く経営環境は、自動車メーカーの新興国への現地生産シフト、EV等の環境規制対応によ り加速するバイワイヤ化によるコントロールケーブル用途の減少、新興国コントロールケーブルメーカーとの競争 激化等、大きな変化に直面しております。そのような経営環境の中で、当社グループの強みであります世界15ヶ国 に展開した拠点が相互に協力・連携しながら、お客様の要望に即応することでシェアを拡大していくことやお客様 の期待を上回る新製品開発・拡販が、重要な経営課題となっております。

当社グループは次の3つを基本戦略として、その経営課題に取り組んでまいります。 Ⅰ.顧客へ安心と喜びを届ける

Ⅱ.安心品質・高付加価値・低価格製品の実現

Ⅲ.グローバル人材の育成

そのための方策として、以下の5つを柱としております。  

①市場開拓

欧州自動車メーカーをはじめ新興国ローカル自動車メーカーからの受注を更に拡大し、世界シェアのアップ を図ってまいります。

また、非自動車分野における新市場の開拓を積極的に推進してまいります。 ②開発強化

既存製品の素材と設計を見直し軽量化を図るだけでなく、お客様の期待を上回る新製品を提案し、世界中の お客様に安心と喜びを届けてまいります。

また、パワーリフトゲート、電動パーキングブレーキ等のシステム製品の開発及び医療、住宅関連機器等の 非自動車分野の新製品開発に注力してまいります。

③グローバル価格

自動車メーカーの生産販売は世界がボーダレス化しており、どの地域であっても安心品質・高付加価値・低 価格な製品を供給し、お客様の多様なニーズを先取りし即応してまいります。

④安心品質

製造現場での徹底検証により図面を鍛え上げることで不良発生を未然防止する等、4つの安心(図面、生産 環境、設備、作業)で品質管理を徹底し、世界中のどの拠点からでも安心してお客様に買っていただける体制 を築いてまいります。

⑤グローバル人材

世界中のどこでもプロの技術で教え導くことのできるスキルと国際適応力をもつグローバル人材を育て、海 外子会社に派遣することによって、現地の人材を育成してまいります。

お客様の期待に即応することによって、安心と喜びを届ける企業づくりを追求してまいります。  

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループは以下の指標の安定的な確保と拡大を重視しております。

①社業の健全性を示す自己資本と営業利益

②株主の皆様にとっての収益性を示すROE(株主資本利益率)と配当の原資となる親会社株主に帰属する当期

純利益

 

(4)株式会社の支配に関する基本方針について

① 基本方針の内容

当社は上場会社である以上、当社の株式が市場で自由に取引されるべきことは当然であり、当社取締役会の

賛同を得ずに行われる大規模買付等(特定株主グループの議決権割合を20%以上とすることを目的とする当社株

券等の買付行為、または結果として特定株主グループの議決権割合が20%以上となる当社株券等の買付行為(市

場取引、公開買付け等の具体的な買付方法の如何を問いません。)のうち、当社の取締役会の同意を得ていない

ものをいいます。)に応じるか否かの判断も、最終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものと考えて

おります。

しかしながら、会社の支配権の移転を伴う大規模買付等の中には、当社の企業価値・株主共同の利益に反する

ものが幾つか存在しており、これらの大規模買付等が行われることを未然に防止できなければ、当社の強みであ

る製造技術を支える優秀な従業員の流出を招き、お客様・仕入先様・社会からの強固な信頼を失い、当社におけ

る企業価値及び株主共同の利益の確保・向上に向けた取り組みの遂行に大きな影響を与えかねません。

(19)

-そこで、当社は、大規模買付等が一定の合理的なルールに従って進められることが当社株主共同の利益及び当

社の企業価値の確保・向上に資すると考え、平成28年12月12日開催の当社取締役会において、「当社株式の大規

模買付等に関する対応方針(買収防衛策)の継続について」(以下「本プラン」といいます。)を決議しまし

た。本プランは、平成29年1月28日開催の当社第73期定時株主総会において、株主の皆様のご承認を得ておりま

す。

 

② 不適切な支配の防止のための取り組み

本プランは、当社株式等に対する大規模買付等が行われる場合の手続を明確にし、株主の皆様が適切な判断を

するために必要かつ十分な情報と時間を確保するとともに、当社取締役会が買付者等との交渉を行う機会を確保

することにより、当社の企業価値及び株主共同の利益を確保し、向上させることを目的としています。

すなわち、本プランは、大規模買付等を実施しようとする買付者等には、必要な情報を事前に当社取締役会に

提出して頂き、当社取締役会がその大規模買付等を評価・交渉・代替案を提出する期間を設けることとする大規

模買付ルールを定めるものです。

当社取締役会は、独立性の高い社外取締役及び社外監査役で構成する独立委員会を設置し、独立委員会は、買

付者等や当社取締役会から情報を受領した後、必要に応じて外部専門家等の助言を得ながら、大規模買付等の内

容の評価・検討、当社取締役会の提示した代替案の検討等を行います。

買付者等が本プランの手続を遵守しない場合や、当社の企業価値・株主の共同の利益を著しく損なうと認めら

れる場合には、当社取締役会は、独立委員会に諮問した上で、独立委員会の判断を最大限尊重して対抗措置の発

動、不発動を決定します。

なお、本プランの詳細は、インターネット上の当社ウェブサイト(アドレスhttp://www.hi-lex.co.jp/)に

「当社株式の大規模買付等に関する対応方針(買収防衛策)」として掲載されております。

 

③ 不適切な支配の防止のための取り組みについての取締役会の判断

当社取締役会は、以下の理由から、本プランが基本方針に沿い、当社の企業価値・株主共同の利益を損なうも

のではなく、かつ、当社経営陣の地位の維持を目的とするものではないと判断しています。

ア.株主意思の反映

本プランは、平成29年1月28日開催の当社第73期定時株主総会において株主の皆様のご承認を得ており、そ

の有効期間は平成32年1月頃までに開催される当社第76期定時株主総会の終結のときまでの3年間とされてお

り、株主の皆様の意思の尊重に最大限の配慮を行っております。また、大規模買付等を受け入れるか否かは最

終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきという方針で貫かれており、対抗措置を発動するのは、買付

者等が本プランの手続を遵守しない場合や当社の企業価値・株主の共同の利益を著しく損なうと認められる場

合に限定されております。

イ.独立性の高い社外者の判断と情報開示

独立性の高い社外取締役及び社外監査役により独立委員会を構成することにより、当社の業務を執行する経

営陣の恣意的判断を排し、その客観性、合理性を担保すると同時に、独立委員会は当社の実情を把握し当社の

企業価値を構成する要素を十分に把握した上で、当該大規模買付等が当社の企業価値・株主共同の利益に及ぼ

す影響を適切に判断できると考えております。

さらに、当社取締役会は、買付者等から大規模買付等の提案がなされた事実とその概要及び本必要情報の概

要その他の情報のうち株主の皆様のご判断に必要であると認められる情報がある場合には、適切と判断する時

点で開示いたします。

ウ.本プラン発動のための合理的な客観的要件の設定

本プランは、あらかじめ定められた合理的な客観的要件が充足されなければ発動の勧告がなされないように

設定されています。これにより、当社取締役会による恣意的な発動を防止します。

エ.第三者専門家の意見の取得

独立委員会は、当社の費用で、独立した第三者(ファイナンシャル・アドバイザー、公認会計士、弁護士、

コンサルタントその他の専門家を含みます。)の助言を得ることができます。これにより、独立委員会による

判断の公正さ、客観性がより強く担保されます。

(20)

4【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可

能性のある事項には、以下のようなものがあります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)市場環境の変化

当社グループは、主として自動車部品業界で活動し、取引先であります国内及び海外の主要自動車関連メーカーの

生産ラインに同調して、製品の製造並びに販売を行っております。自動車関連メーカーは製品を販売している国また

は地域の経済状況の影響を受ける可能性があるため、日本はもとより、主要な市場である北米並びにアジアにおける

景気及びそれに伴う需要の変動、あるいは、当社グループ製品の装着率によっては、当社グループの業績及び財務状

況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)為替変動の影響

当社グループは、全世界で幅広く生産、販売活動を行っていることから、当社グループの業績及び財務状況は為替

相場の変動によって大きな影響を受けてきております。このため、短期的には一部先物為替予約による、為替リスク

ヘッジを実施するとともに、中長期的には、世界各地域での原材料、部品の調達体制の整備を進めておりますが、現

在のところ、リスクを完全に回避することは困難であり、為替相場の急激な変動は当社グループの業績及び財務状況

に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)原材料の価格変動

当社グループの製品の主要原材料である鋼材及び樹脂の購入価格は、国内及び海外の市況並びに為替相場の変動の

影響を受けます。それにより予期せぬ異常な変動が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があ

ります。

 

(4)技術革新

自動車業界ではEV等の進展によるバイワイヤ化が進む方向にあり、今後中長期的には、自動車機能の変革、進化

が予想されます。当社グループでは、このようなバイワイヤ化の動きに対応した新製品の開発・商品化に取組んでお

りますが、今後の技術革新が急速に進展した場合、当社グループが新製品の分野でもコントロールケーブルと同様の

高い競争力を維持できるかについては、不確実であります。

 

(5)知的財産

当社グループは、自社が製造並びに販売する製品に関する特許及び意匠・商標を保有し、もしくは権利を取得して

おります。これらの知的財産は、当社の事業拡大において過去・現在・将来にわたり重要性は変わりません。この様

な知的財産が広範囲にわたって保護できないこと、また違法に侵害されることにより、当社グループの業績及び財務

状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)品質保証

当社グループは品質管理基準に従って各種の製品を製造しております。しかしながら、全ての製品に欠陥が無く将

来に損失が発生しないという保証はありません。欠陥の内容によっては多額の追加コストの発生や当社グループの評

価に影響を与え、それにより当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)海外進出に存在するリスク

当社グループは海外(主に北米及びアジア)においても事業活動を行っており、その重要性は高まる傾向にありま

す。これらの海外進出には以下のようなリスクが考えられます。

①予期しない法律または規制の変更

②不利な政治または経済要因

③人材の採用と確保の難しさ

④ストライキ等の労働争議

⑤テロ、戦争及びその他の要因による社会的混乱

 

(21)

-(8)地震等の自然災害に係わる影響

当社グループでは、生産を維持するため、計画的に工場はじめ各施設の保守、点検に努めておりますが、地震、風

水害などで予想を超える災害が発生した場合には、これら施設に甚大な損害が生じ、それにより当社グループの財務

状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)投資有価証券の時価変動

当社グループは、主として営業上の取引関係維持・強化のため、取引先の株式を中心に当連結会計年度において投

資有価証券を保有しておりますが、子会社株式及び関連会社株式以外の時価を有するものについては全て時価にて評

価されており、株式相場等の時価変動の影響を受けております。なお、その他有価証券について、時価又は実質価額

が取得原価に比べて著しく下落した場合、回復の可能性を考慮のうえ減損処理を行うこととしております。それによ

り当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

6【研究開発活動】

当社グループは、エンジニアリング会社としてさらに研究開発体制の強化拡充を図り、環境、安全をキーワードに

多様なユーザーニーズに対応し、自動車分野のみならず医療・住宅関連機器等の非自動車分野に永年にわたって培っ

た技術を応用すべく活動しております。

当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発は、主に日本、北米、中国、アジア、欧州の研究開発拠点におい

て、新素材、新技術、新製品の開発を中心に行っております。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額で

39億2千3百万円であります。

  1.日本

日本の研究、製品開発におきましては、当社の研究開発グループ、システム設計グループ、ケーブル設計グルー

プ、宇都宮技術センターが担当し、自動車関連、産業機器及び住宅関連機器の新素材、新技術、新製品の開発を中心

に行っております。医療関連機器におきましては、医療機器事業部が担当し、同様の開発を行っております。

ケーブルに関する基礎技術開発としましては、高性能潤滑油の開発と併せて表面処理・添加剤の新たな開発によ

り、ディーゼル車やEV車バッテリー等の高温下でも小曲げで使用できる高効率ケーブルの開発に取り組んでおりま

す。

新素材の活用技術につきましては、軽量・高強度・低伸長に対応すべく、ハイテン鋼板、アルミニウム材等に加え

複合材である炭素繊維材を使った加工技術の研究を進めております。

また、従来から培った遠隔操作するケーブル技術を進化させ、ロボットハンド操作用ケーブル等、自動車以外の新

しい用途にも活用出来るものを目指して、さらに「細く、軽く」を技術開発のトレンドとして、その開発に取り組ん

でおります。

ウィンドレギュレータにつきましては、自動車の電動化に伴い軽量化のニーズが益々高まり、構成部品の新素材・

新構造を適用した開発を進めております。

海外においては、ドアモジュール化の採用が増加しており、高剛性・高強度でありながら軽量化につながる新工法

の樹脂製ドアモジュールパネルの開発を行っております。ドア開閉システム・電動パーキングブレーキなどのシステ

ム商品は、より利便性と安全性を向上させた製品を上市すべく、各種センサーと最適制御の開発を進めております。

医療機器開発におきましては、「顧客の期待に即応する」をテーマに取り組んでおります。ワイヤレスマイクロカ

テーテルは、ガイドワイヤを使用せずとも血管選択が可能であり、治癒時間の短縮が可能で患者の負担を軽くするも

のです。共同開発した医師とともに、ガイドワイヤレス手技を国内外に広める活動を企業と連携して行っておりま

す。人工血管に関しては、体内に埋め込む際にダメージを低減させる機器の開発を進めております。設計時には、現

場の医師よりニーズを汲み取り、医師が使い易い、ひいては患者への負担を軽くする設計を第一にしております。

また、株式会社サンメディカル技術研究所においては国内唯一の体内植込み型補助人工心臓システム(EVAHEART)

の設計・製造メーカーとして、継続的な製品改良及び新製品として次世代の送脱血管の開発を進めております。小柄

な患者にも無理なく植込み可能な次世代の高流量性能小型ポンプの申請状況については、国内及び米国では間もなく

申請承認される見込みであり、欧州では審査段階に入り、販売間近に至っております。

日本における研究開発費は15億8千万円であります。

(22)

2.北米

北米におきましては、HI-LEX CONTROLS INC.のオートモーティブセンターが担当し、主に北米の自動車関連業界の

顧客を対象として、新技術、新製品の開発を行っております。

北米における研究開発費は5億1千9百万円であります。

  3.中国

中国におきましては、重慶海徳世拉索系統集団有限公司が、主に中国の自動車関連業界の顧客を対象として、新技

術、新製品の開発を行っております。

中国における研究開発費は7億5千4百万円であります。

 

4.アジア

アジアにおきましては、大同ハイレックス株式会社及び大同ドア株式会社が、主に自動車関連のドアモジュール 製品を中心としたシステム製品の新技術、新製品の開発を行っております。

アジアにおける研究開発費は7億5千3百万円であります。

  5.欧州

欧州におきましては、HI-LEX EUROPE GMBHが、主に欧州の自動車関連業界の顧客を対象として、新技術、新製品の

開発を行っております。

欧州における研究開発費は3億1千4百万円であります。

   

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析・検討内容は原則として連結財務諸表に基づいて分

析した内容であります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断した

ものであります。  

(1)重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成

しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に

影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断し

ておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5「経理の状況」の連結財務諸表の注記事項

「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が連結財

務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。

①貸倒引当金

当社グループは売上債権等の貸倒損失に備えて回収不能となる見積額を貸倒引当金として計上しておりま

す。将来、得意先の財務状況が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上または貸倒損失が発生

する可能性があります。

②繰延税金資産

当社グループは繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して将来の課税所得を合理的に見積っておりま

す。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するので、その見積額が減少した場合は繰延

税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

③固定資産の減損

当社グループは管理会計上の単位を資産グループの基礎とし、独立したキャッシュ・フローを生み出す最小

単位でグルーピングして、将来キャッシュ・フローを見積もっております。将来キャッシュ・フローが帳簿価

額を下回った場合、回収可能価額まで帳簿価額を減額しております。将来この回収可能価額が減少した場合、

減損損失が発生する可能性があります。

④退職給付に係る負債

退職給付費用及び債務は、数理計算上使用される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条

件には、割引率や年金資産の期待運用収益率等の多くの見積りが存在します。実際の結果が前提条件と異なる

場合、または前提条件が変更された場合、法改正や採用する退職給付制度の変更がある場合、過年度における

数理差異の累計は、将来の退職給付に係る負債残高や退職給付に係る調整累計額、退職給付費用に影響を及ぼ

す可能性があります。

 

参照

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